過去の日記

BACK

2005年12月の日記

12月11日(土)

今週の始めから洗濯機の様子がおかしいのです。 

月曜日、いつものように『全自動運転』で洗濯機を操作したのですが、いつまでたっても
ジャーッという注水音が止みませんので不審に思い、洗濯機の様子を見にいってみますと、
洗濯機が最高水位を超えるほど水をためており、しかもまだ勢いよく注水が続行中な上、
最高水位からあふれた水もゴボゴボ排水されていっているという、おそろしい事が
起こっていたのです。
 

慌てて洗濯機を止め、もう一度『全自動運転』のボタンを押しましたら、水が満タンに
なっているにもかかわらず、またもや注水開始になってしまったのです。
そこで今度は『洗い』だけのボタンを押してみたり、水位のボタンを高・中・低と
色々変えてみたりもしたのですが、またもやダーッと注水が開始されるのみでして、
ドラムが回転する「洗い活動」を一向に開始しようとしないのです。
どうやら、洗濯機が「注水完了」と認識するまで、ドラムはうんともすんとも動かない仕組みに
なっているようですが、注水完了の認識が洗濯機にできていないからこそ、
このような水垂れ流しが起こっているわけでして、洗濯機内部の水位を感知するセンサーが
故障してしまっているようなのです。
これでは全く洗えないのですが、脱水機能だけは正常に運転してくれるのが、
不幸中の幸いではありました。
 

月曜日は気温が12度くらいに下がっており、香港では「めちゃくちゃ寒い!」レベルに
値する日
でしたので、私は、この洗濯機の不調を「きっと寒さのせいなのよ、
暖かくなれば直るのよ」と信じ、この5日間ほどは洗濯機に協力し、
まず洗濯機に水を張り、洗剤を入れたのち、私が冷水に腕をつっこみ洗濯物をぐるぐる
かき回して洗う、そして洗濯機が脱水する、水を張る、私がぐるぐるすすぐ、
洗濯機が脱水するっちゅう、人間と機械の涙ぐましい合作によって洗濯活動を
行っておったのです。

しかしながら、注水中にうっかり他の用事にうつつを抜かしてしまいますと、
はっと気がついたころには水がワンワンあふれており、莫大な量の水の浪費が
なされてしまうのがこれまた悔しく、洗濯中は全く気が抜けない有り様なのです。

そして、寒さがやわらいだ今日現在も、洗濯機ちゃんはいっこうに正常運転に戻ってくれません。買ってまだ一年半なのに・・・。
この洗濯機は、保証期間の一年を過ぎると壊れるようにできとんちゃうか、ワレ〜!と
勘ぐってしまいます。

12月10日(金)

昨日、上の息子が学校から帰って来るなり私に向かって唐突に、
「そんなに太って大丈夫?」と言った後、「お母さん、死んだらいや〜」と泣いてすがるのです。
息子はいったい学校で何を学習してきたのでしょうか?
 

そのことが少々ショッキングでありまして私なりに色々考えたあげく、
やはり「ちょっとは痩せなあかんな」という結論に達しましたので、本日からジョギングを
始めてみました。いつまで続くかは謎ですが・・・。
 

話は変わりまして、本日もおばばに奇襲されてしまいました。
奇襲した上、ふわふわぁ〜とあくびして非常に眠そうにしており、もうこれは寝るつもりで
我が家にやって来たのは明白なのですが、「ワテ、今日は朝5時半起きやったんや、
山歩きしたんやで」というのです。
香港の山にはたまに賊が出没したりしますが、おばばを見たら賊も逃げていくだろうとは
思うが、早朝ですし一応おばばも女性ですし、念のため「一人で山歩きですか?」と
聞きますと、「友達と一緒や」という、とても意外な答えが返ってきました。

おばばにも友達おってんな・・・・・。

12月6日(月)

更新が滞っておりまして、ごめんなさい。

コンピュータのハードディスクはだんなに新しくしてもらったのですが、
いつも使っていたホームページ作成のソフトがなくなってしまったので、どうしようか
思案しておる最中なのです。今日は実験的に、『ワード』で更新してみました。
いつもより見づらい(「いつも見づらい」とか言うのは無しよん)かもしれませんが、
私にでき得る最大限の技術を駆使して作成しましたので、
みなさま、どうぞ読んでやってください。

PCが壊れてから、警察沙汰になるし、自転車こわれるし、ロイ・キーンはクビになるし、
なにやら運の悪いことばかりが私を襲うような気がするのですが、思い過ごしでしょうか?
 

それにしても今日は寒いー(推定13度)。
ベッドの下に埋蔵している電気ヒーターを出すかどうかだんなに聞いてみたところ、
電気代を心配したんでしょうが「出さんでエエ!」ちゅう返事がかえってきたのですが、
出しちゃおう。

11月26日(土)

うちの近辺には、歩道に並行して自転車道が設けられている地帯があるのですが、
本日は、その自転車道を歩いていて、警察沙汰になってしまいました。
 

自転車道を歩いていたわけは、歩道に工事の車が止まっていたからなのです。  
私と息子は最初、きちんと歩道を歩いていたのですが、前方が車でふさがっていますので、  
仕方がなく、数センチの段差がある自転車道へ下り、自転車道を5mほど歩き、  
やや迂回する形で歩道に戻ろうとしていたのです。

すると、私と息子の真後ろで突然、金属的な衝撃音がしましたのでハッと振り向きましたら、
「トライアスロンに出るんですか?」ちゅうような衣装を身にまとった自転車の主が、  
半分転倒したような格好で自転車道の真ん中に立っているポールに引っかかっており、  
そしていきなり私を指差し、憎憎しげに「call the police!」と怒鳴ったのです。
 

自転車の主は白人だったのですが、とても挑戦的かつ憎たらしい口調でして、  
二言目に「お前が俺の行く手をブロックするからこけたやろ!」と噛み付いて来ましたので、  
怪我もしてないクセに警察を呼べ!だなんて大袈裟な上、このような言いがかりをつけられ  
私もなんだかものすごく腹が立ち、「あんた自分でこけたんやろ!」と言いかえしますと、  
「ここは自転車道なんだ!歩行者は歩道を歩かなくてはならない!」と、強気で断言を  
かましてきましたので、私は憤怒で口があわあわ〜となりながら、
「あそこに車が止まってるんやから、しゃあないやろ〜!」と絶叫し、ほら見てみろ〜!と  
あごでしゃくって工事の車の方を見ましたら、もうすでに車は影も形もなかったのです(おい!)。
 

トライアスロン野郎はすかさず、「車が去るのを待てばよかったんだろ!」と勝ち誇ったように  
言いまして、まぁそれはそうなんですけれども、前方歩道に障害物がある場合、  
人間(特に香港人は!)は十中八九待っていられず、「自転車道をつい歩いてしまう」のに  
決まっており、私はトライアスロン野郎がますます憎たらしく、「お前も(私らが過ぎるのを)  
待てばいいやろう!」と言ってやりましたら、「それはできないね。だってここは自転車道  
なんだから。自転車道では歩いちゃいけないんだよ!」と、これまた箸にも棒にもかからん  
ような言い草ですので、私は悔し涙ちょちょぎれしそうでありました。
 

実は、このトライアスロン野郎は転倒した地点から30mほど手前のところで、  
「歩道を自転車で走った罪」で警察官に注意を受けていたのですが、  
その間なんとも不服そうにしており、私もそれを横目で見ながら歩いて来ましたので、  
警察官がすぐ近くにいることはわかっていましたし、トライアスロン野郎が警察官に注意を  
受けた腹いせで、わざとこの騒動を起こしているのではないか?とも思ってしまったのです。  
私も自転車に乗りますから、自転車道を我が物顔でゆく歩行者がいかに多く、  
彼らが自転車道いっぱいにわ〜っと広がって歩くさまが、いかに自転車派をイライラさせ、  
迷惑な存在であることは私も痛いほどわかっており、幼稚園への送迎の毎朝毎夕、  
「おまえらひき殺すぞゴルァ〜!」と殺意を抱きつつ、歩行者の間を縫うように自転車を  
走らせていますので、トライアスロン野郎の怒る気持ちもわからんではないです。

それでも、相手が歩行者としたら、どんな場合でも自転車の方が気をつけるべきだと思うし、  
歩行者を自転車でひき殺したり、ひき殺すような行為、あるいは威嚇するような行為も  
してはいけないと思いますし、まして、前方に我々がいるのが見えているにもかかわらず、  
ベルも鳴らさず止まりもせず、強行に突破しようとしたんかどうかはわからんが、  
とにかく勝手に転倒したクセして、歩行者に対して「お前がわるいんじゃあ!」とは、  
なんやねん!
 

胸くそ悪いこと甚だしいのですが、元々超シンプル英会話な上、頭に血がのぼった私は  
あ〜う〜となってしまい、言葉が出てこないのです。  
「警察よ、早よ来てくれ!」と思いながら鼻をふくらませゼーゼー息していますと、
さっきトライアスロン野郎を注意していたのと同じ警察官2人が、すぐに姿をあらしました。
 

警察官は二手に分かれ、私とトライアスロン野郎それぞれの言い分を聞いてくれました。  
トライアスロン野郎の言い分は、「やい警察!俺はさっき、歩道を自転車に乗っていて  
注意を受けたから、自転車道を歩いているこの者(私)のことも注意しろ」ちゅう、  
まぁ間違ってはいないんですけれども、実社会ではなかなか適応できない正義、とでも  
いましょうか、いわば屁理屈といってもよさそうな類のものでして、しかも、  
復讐心が80%くらい含有してそうでもあり、まったく性質が悪いったらありゃしないのです。
 

警察官はさっさと丸く治めようとしたのですが、トライアスロン野郎は警察官相手に、  
なんだかますます激昂してきており、「もっとちゃんとした英語の話せる警察官を呼べ!」と  
ゴネてなかなか話が進まず、最終的には警察官が4人集まったのです。
 

そうこうしている間にも、自転車道を歩く人民はどんどんやって来ますし、  
それを見たトライアスロン野郎は、「ほら!ここにも!あそこにも!みんな自転車道を
歩いているじゃないか!警察官が4人もいて、どうして注意できないんだ!」と、
警察官に食ってかかり、
事態はエンドレスな様相も呈してきまして、
私も息子も警察官も、み〜んなウンザリさせられたのでした。
 

本来なら今日は息子の通う幼稚園の親子遠足の日でして、  
「西貢で昼食BBQの後、ランタオ島にある湖のほとりで散策・・・」しているはず だった
のですが、上の息子が熱を出してしまい、遠足に参加できなかったのです。  
ほんと
ついてないわん。

11月20日(日)

午前中に義姉から電話があり、「お昼ご飯を一緒に食べへんか?」と聞くのですが、  
だんな不在の最後の一日は親子3人で静かに!安らかに!過ごしたい、と思った私は  
とっさに、「今から沙田に行くのです」と、ウソついてしまったのです。  
しかし義姉はしつこく「何しに行くのん?」と食い下がりますし、  
もしも「あんた一人で子供2人連れていくのは大変やろ?私も一緒に行ったるわ」 という
善意の押し売りに発展しては困りますので、「友達とランチするのです」と、  
義姉が一緒に来れないようなウソの上塗りをし、「じゃあ、もう出かけますからバイバイ」と、  
電話を切ったのです。
 

その後、日本にいる私の実姉に電話をし、「今日も襲撃されそうやったけど、  
『今から出かける』ってウソついて撃退してん、ひゃっはっは」などと、得意になってしゃべり  
ましたら姉が、「あんた〜、油断してたら来るかもしれへんで、早くどっか出かけた方が  
いいんちゃうのん?」と言うのです。  
しかし私は、「ええねんええねん、あの人(義姉)、日曜の午前中は教会に行かな
あかんから、絶対来ぇへんって。昼から出かけたらええねんええねん」と、余裕をかまし、  
電話を切った後に、なおも近所のスーパーへ買い物に出かけてしまったのです。  


スーパーで商品を選び終わり、レジに並んでいた私は、そこで長らく買い忘れている  

洗剤のことを突然「あっ!」と思い出し、「今日こそは買わなあかん・・・」と決意し
洗剤売り場に逆戻り、洗剤を手にとっておりましたら、すぐ背後で「わ〜!」と
聞きなれた声が聞こえてしまったのです。半信半疑で振り向きますと、
なんとそこにはやはり義姉が立っていたのです。  
日曜の午前中は教会とちゃうんか〜い!?  
義姉が住んでいるのは電車で3駅先なのですが、もうすでに、我が家の近所まで  
コマを進めていたとは!  
そして、こんなところで義姉に出くわしてしまうとは、なんという運の悪さでありましょうか。


義姉にすかさず、「沙田行ったんちゃうのん?」と突っ込まれ、しどろもどろになりながら  

「キャンセルになりました」と、またもや下手なウソをついてしまった私は、  
そこからはすっかり義姉のペースに巻きこまれ、一緒に麺屋でランチをした後、  
我が家でモノポリー4時間し、私も息子も最後は義姉に家、財産すべて没収され、  
一人勝ちした義姉は機嫌よく帰って行きました。
 

う〜む、どうも教会へは、気まぐれで行ったり行かなかったりしているようですな。  
その事実が判明しただけでも、今日の出来事は意義があったと思っておきます、しくしく。  
しかし昨日(11月19日)も、すっかり油断してしまったところへおばばの不意討ちに遭い、  
反省しきりだったはずの私ですが、日が明けてまたもや同じ過ちを繰り返してしまうとは、
いつまでたってもだめな私。

11月19日(土)

おばばから電話があり、「野菜要るやろ?油鶏も作ったから、今からアマ(お手伝いさん)に  
届けさせるわな」と言うのです。  
しかし本日は友達が家に来てくれており、それ幸いと、「今日は友達が家に来てますから、  
だめ。明日あなたの家に行きますから(それまで野菜はおいておけ)」ちゅうような  
主旨を伝えましたら、おばばも「お、おう・・・ほんなら明日孫連れて帰っておいでや」と、  
その場はあっさり引き下がりましたので、「最近はおばばもゴリ押しせぇへんなぁ・・・  
私に気を遣っているのかしらん」なんて、私はすっかり気を良くしておったのです。
 

ところが。友達をバス停まで見送り家に戻るやいなや、玄関のベルを押す者が・・・。  
半信半疑で覗いてみますと、そこにはやはり。ゴリラが立っておりました。  
この絶妙のタイミング、友達が帰る一部始終をどこからか盗み見していたとしか思えまへん。  
ゴリは私を見ると、へっへっへ〜とあくどい笑いを浮かべながら、「明日はな、アマがな、
休みやさかいな」と、襲撃の言い訳をしたのです。

しかしながら、よく考えますと、「油鶏」を作った段階で、おばばは何が何でも今日中に、  
我が家に来るつもりになっていたのに間違いないのです。  
加えて、本当に友達が家に来ているのかを確かめたい、「あの嫁、ウソついとるんちゃうやろか?」 ちゅうババ心が、襲撃衝動にますます拍車をかけてしまったのかもしれません。
 

しかしまぁ、おばばが電話であっさり引き下がった時点で、それを鵜呑みにし、
すっかり油断してしまった私は、まだまだでんな。

11月13日(日)

昨日からだんなが10日間の旅行に出かけました。  

日ごろはだんなにコンピュータを占領され、なかなか自由に使えない私ですので、  
「今週は朝から晩までコンピュータが使い放題や!うっしっし」なんて喜んだのもつかの間、
長期に渡って調子の悪かった私のハードディスクちゃんが天に召されてしまったのです。
 

仕方がなく、だんなのハードディスクの方を使ってコンピュータを起動させていたのですが、  
私が使うとどうしてこんなことになってしまうのでしょう、PCはフリーズしてしまい、  
困った私は一度電源をブチンと切って再起動させようとしたのです。

しかし再起動のスイッチオン!にしても、画面には「システムエラー」という虚しい文字が  
出るだけで、二度と使えなくなってしまったのでした。  
たった一度、電源切っただけやのに・・・・。
 

私のハードディスクちゃんは、フリーズしてどうにもこうにもならなくなり、  
ユーザー(私ですね)に電源をブチンと切られることを何千回も体験していますが  
(こんなことしてるからついに昇天したのか?)、恵まれない境遇にもめげず、  
毎回きちんと再起動してくれていたというのに。  
昇天してしまった私のハードディスクちゃんが、ますます恋しくなるのでした。R.I.P.

11月10日(木)

おばばがまたもや奇襲をかけて来ました。
今日はいつもの奇襲時刻に比べてかなり遅めの5時前でした。

おばばは玄関で応対に出た私に、「今日は元禄寿司を買うて来たんや」といいながら
折箱のようなものが入ったビニールの包みをひけらかし、それから  
「先にトイレ行くわ」と、靴を脱ぐのももどかしく、慌ててトイレへ駆け込んでいきました。

以前にも、おばばが我が家へ来るなりトイレへ駆け込んで、水を流しても流れきれないような  
ビチくそしてくれたことがありますし、夕食直前にフィレオフィッシュを持ってくるという、
我が家への夕食妨害をやらかしてくれたのは、ほんの1週間前のことですし、  
「フィレオフィッシュの次は元禄寿司かい!ほいで、ビチくそかい!」と私はいきりたち、
おばばがトイレから出て来るなり、「寿司は自分で作りますから要りません」と、  
きっぱり意思表明したのです。

するとおばばは、「寿司のただ券があったんや〜、すごい人やったんや〜、みんな並んでんや〜、
ワテも並んだんや〜、ワテは寿司食べへんけどな〜、あんたら食べると思たからな〜、
3時に並びに行ったのに、寿司もらえたん今なんや〜、一時間半も並んだんやで〜
途中でトイレ行きたなったけどな〜、並んだんやで〜」と、蚊の鳴くようなドラ声で
何度も何度も繰り返しますので、「ほんじゃあ一緒に食べましょう」ということにして、
元禄寿司の折箱を開けてみたのです。

するとそこには、カッパ巻き4切れ&太巻き2切れが入った折箱と、もうひとつ、
カボチャの天ぷらが4切れ入った折箱があったのです。
うちの息子はカボチャの天ぷらに大喜びでしたが、てっきり寿司が入っていると思っていた
折箱に、原価の低そうなカボチャなんぞが入っておりましたので、おばば自身はあきらかに
失望の色が隠せず、「なんや寿司屋でカボチャかいな、天麩羅ってなにかと思ってたんや、
カボチャかいな、お、ほほ〜」と苦笑いしておりました。

しかし。
おばばは一時間半も並んでおきながら、自分がいったい何に並んでいるのかが
わかっていなかったのですね・・・。
このことを友人に報告しますと、
おばばにとっては『タダ』で『1時間半も』『並んだ』ことに、
3倍の意義があるんやろうなあ。」という、すばらしい回答が返ってきました。
その言葉に尽きます。 (勝手に載せてすみません<友人)

11月4日(金)

夕方、上の息子に一人留守番をさせ、下の息子を幼稚園に迎えに行って  
6時ごろ戻りますと、おばばの家の、インドネシア人のお手伝いさんが来ており、  

上の息子にマクドナルドのフィレオフィッシュを食べさせているのです。

お手伝いさんは何しに来たんかといいますと、おばばの指令で、おばばのニワトリが  
庭先で産んだタマゴ数個と、フィレオフィッシュを持って来るためだけに、  
我が家にやって来たようです。  
夕方6時の、この、まさに今、我が家の、晩ご飯タイムが、始まろうとする、この時間に、  
フィレオフィッシュを持って来るなんて・・・。  
しかも、フィレオフィッシュは2個しかなかったのです。ワシの分は!?
 

「今、6時でしょ?うちは今から晩ご飯なんです。こんなん食べさせられたら困るんです。  
あなたのマダム(ぷ)に言うておきなさい、こんなん持って来んな!マクドはあかん!  

6時やろ!許さん!って言うとけ!」と、八つあたりする私、そして、  

兄ちゃんが食べているのに自分は食べさせてもらえないのが悲しいので大泣きする  
下の息子にびびったのか、お手伝いさんは急いで帰っていきました。  


これは、「お前の作ったメシよりマクドナルドの方がええのんじゃあ!」という、  

おばばの挑戦状なのでしょうか?  
そして、ワシの分は!?(もうええって)

11月2日(水)

本日は午前中にバドミントンを2時間し、その後、近所の友人2人とランチに行ったのです。  
類ほどあるランチメニューを見ますとその中に「ラムチョップ」があり、私の心を  
一発でとりこにしてしまいました。

しばらくして運ばれて来たそれは『激痩せラム』でしたが(モンゴル産か?)、  
それでも骨付きのものがお皿に3本しっかり乗っており、羊の味がし(当たり前!)、  
飾りの野菜もおいしく、満足だったのです。  
でも、あのラムのボリュ-ムでは、昼の3時ごろにはすでにお腹が空いてしまったことを  
告白いたします<友人。

その後家に戻り、私の目下の課題であります、コンピュータのバックアップ作業に  
とりかかりたかったのですが、刺客2名が入れ替わり立ち代わりやって来まして、  
私の邪魔をしますので、作業に全くとりかかれず、非常にイライラさせられました。

刺客1号は夕方4時ごろ奇襲をかけてきまして、コンピュータが置いてあります  
だんなの部屋で1時間以上爆睡したのち、「もう一人子供を産め!」とドラ声かまして  
悠然と帰って行きました。
 

刺客2号からは夕刻7時半に一応アポの電話があり、「あんな、ちょっと用事あるから  
8時ごろ行くわ!」と、こちらに有無を言わさぬいつもの調子で言われてしまいました。  

その日の我が家の晩ご飯は、だんなが不在なのでステーキだったのですが(おい!)、  
だんな不在の日に限ってご馳走を食べている・・・と刺客2号に感付かれ、  
だんなにチクられては困りますので(真剣に拗ねるのです、あの男)、  

8時のアポといっても、予想外に早くやって来たり、反対に、う〜んと遅れてやって来たりと、  

行動の予測が全くできない刺客2号ですから、「早く食べてしまいなさい!早く!」と  
子供を急かし、私自身も味わうどころか鵜呑みのようにしてステーキを食べたのです。  
それなのに刺客2号は、「もうほとんど9時やんけ!」という頃になって、やっとやって来ました。 私のステーキを返して!

刺客2号は用事を済ませた後、「コンピュータ使わせて」といったきり、だんなの部屋にこもり  
ずーっとPCを触っていますので、昼間の刺客1号の傍若無人振りともあいまって、  
非常にイライライライラさせられ、お肌によくないわ。と思った私でした。  
お前ら、誰の家やね〜ん!

11月1日(火)

上の息子の小学校は只今中間テストの真っ只中なのです。  
で、親の私が先導(ちゅうより脅迫・強要か?)して、テスト内容を勉強させているのですが、  
うちの息子、時計の時刻が読めない!おまけに、季節の移り変わりがわかっていない!  
この事実を今更ながら知りまして、がく然としております。明日、テストやっちゅうねん!

時計の方は算数で出てくるのですが、問題集の中の「時刻を読め!」という問題で、  
息子は堂々と、「56時10分46秒」と回答しており(正解は11時10分46秒)、  
私は目が点になってしまいました。彼は、短針も長針や秒針のように読んでおったのです。  
時刻については、小学1年、2年でも習ったはずなのに・・・。

季節の方は英語のテスト内容なのです。  
「旧正月は冬にあります」「イースター春にあります」というような英文が出題されるのですが、
息子に「旧正月の季節は?」と聞きますと、さっぱり答えられないのです。  

そこで、「旧正月の日を思い浮かべてみ。寒い?暑い?どんな服着てる?」と、  
わかりやすく砕いて聞いてみたのですが、息子は、「う〜ん・・・暑い!」。なんでやねーん!  
「正月が年の始まり」だということもわかっていないようですし、そもそも、うちの息子には、  
「冬は寒い」「夏は暑い」ちゅう、季節の概念がないようなのです。  

こういうことは多分、学校ではなく家庭生活の中で自然と覚えていくものなのでしょうが、
 それができていなかったということですな。ちと反省なのであります。

10月28日(金)

今日のお昼はだんなの誘いで、『GOAL!』という映画を観てきたのです。
喘息持ちのサッカー少年が父親との葛藤に打ち勝ち、立身出世していく様を、
かなりせわしく描いた作品でした。
「そんなわけ、ないやろ〜〜!」とつっこみたくなる場面もちらほらありましたが、
このような『スポ根もの』は「ポッシブルインポッシブル!」でいいんですよね?(誰に聞いとんねん!)

しかしながら、『スポ根もの』に必須な、「コーチ!わたしにはできません!」的挫折の
場面、或いは音羽京子さん的イジワル役と主人公が絡む場面が、かなりええ加減に
はしょって描かれており、観る側としてはかなり物足りなく感じてしまったのです。

考えてみますと、『スポ根もの』は、主人公の挫折や不遇時代が長ければ長いほど、
観る側をヤキモキさせ、主人公が花開いた時の感動もひとしおなのですが、
やはりこのように2時間の映画でまとめあげる、というのは、難しいんでしょうなぁ。
それとも、もしかしたら、この映画は『スポ根もの』という意図の上に作られたものでは
ないのでしょうか?単に、アディダスとその契約選手の宣伝映画、だったのでしょうか?

もちろん、おばはん向けの映画でないことは重々承知しているのですが、
青少年をターゲットにしているとしても、深みが全く感じられない映画でありまして、
「こんな単純な映画でええんやろか?」と思う反面、おばはんにはわからん、
何か極意ちゅうもんが隠されていたのではないか、つまり、
「映画がもう一つだったのは私がおばはんだから」、とも言えなくもない可能性もありまして、
違う意味で考えさせられる映画ではありました。
とにかく、今日の映画で一番おもしろかったのは、映画の前に放映されたヴァージン航空の
宣伝、ちゅうことにしておきましょう。
-−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

そして夜は、今週の月曜日に大阪・伊勢旅行から戻ってきた義姉夫婦の誘いで、
上海料理屋へ行くことになりました。
どうも私が勧めたから伊勢に行くことにしたのに、いざ行ってみたら何も無いところだった・・・
というようなことを帰国後の義姉が電話でぼやいていたらしく、
それは全くの濡れ衣である私としては、「まーた私が悪者かいっ!」という理不尽な思いで
いっぱいでありまして、今日の夕食の席でも、義姉から文句いっぱい聞かされるんやろうなぁと
観念はしつつも、「私は伊勢行きを勧めてへん!あんたがガイドブック見て決めたんやろ!」
ちゅうことだけは、はっきり言うたるねん!と心に決め、レストランへ向かったのです。

ところが。
レストランへの道すがら、偶然にも義姉の夫に会ったのですが、彼は開口一番、
「イセ、グ−ッド!」といいながら、握りこぶしで親指を立てるグッドマークをしたのです。
「え?何も無い所やったんとちゃうん?」と聞き返しますと、何も無かったのは
恐らくシーズンオフで人影まばらだったんであろうホテル内のことであり、
義姉の夫は「伊勢神宮にも行ったし、鳥羽水族館にも行ったし、夫婦岩も見たし、
イセエビもたべたし、楽しかった、イセ、グ-ッド!」という基本姿勢をくずさないのです。

義姉の夫の態度に安心させられた私は、もはや義姉の文句垂れにも立腹することなく
馬耳東風できそうですので、「何につけ『文句垂れ』ですものね、あなた。
垂れたかったら心ゆくまで垂れなさい、文句。」と、御仏の心境でレストランに乗り込み、
義姉の話に耳を傾けたのです。

しかし、義姉の方も、すべて自分でセッティングした今回の旅とその成果には
いたく満足している様子で、「特急の切符を買うたんやけど、後で日本人向けの
『特急券と伊勢志摩周遊券が合体した切符』があるのに気がついてん、
だから特急の切符は払い戻しして、そっちに買い替えたんや、そのおかげで伊勢行って、
二見行って、鳥羽行って、志摩まで行けたんや、私ってえらい!」
「京都でも、市バスの1日周遊券を買って、金閣寺と清水寺に行ったんや、私ってすごい!」
なとどいう、自画自賛話が延々と続いたのです。
いやぁ、ほんまにえらいと思います。
私は実のところ、義姉夫婦が自力で近鉄特急に乗って、伊勢まで行けるとは
思っていませんでした。アーバンライナーで名古屋に行ってしまうかも・・・とは思っていましたが。
今回は脱帽です。

義姉も日本旅行にはすっかり自信が持てたようですし、この様子なら、今後は、
我々の、夏の帰省に、くっついて、日本へ来る、なんていう、企みは、無しよん。<義姉

話は変わりますが、義姉からお土産に伊勢で買ったという伊勢名物『赤福』を
もらったのです。
私、『赤福』大好きなのですが、伊勢で買ったやつを今日貰っても、賞味期限とっくに
切れてるちゅうねーん!!!
おまけに、横に平たい『赤福』の箱を縦にして保存、という狼藉をはたらいたらしく、
「もしかしたらまだ食べられるかな?」という、いちるの望みをかけ箱を開けてみますと、
美しく艶やかに整列しているはずの『赤福』が、ぜーんぶ箱の半分側に寄っており、
上品なこし餡は乾燥して粉が吹いたようになっており、餅はカチカチになっておりました。
『赤福』は縦にしたらあかんやーん!(基本中の基本)
でも、食べられそうな気がしましたのでレンジで数十秒加熱しますと、
餅部分がぶにゅーっと柔らかく伸び、新鮮な『赤福』のすがすがしい米の香り(とっても
いい香りがするのです)がしましたので、一口食べてみましたら大丈夫そうだったのです。
勢いでそのまま食べ続けていますと、だんなに見つかり、「お前、そんな古くてアブナイもん
止めとけ!」怒られ、泣く泣く『赤福』は処分しました。もったいないことをしました。

最後に義姉語録: 「日本人の英語力も前よりは上達した!」
            「香港より日本で買った方が安いものを発見した!富有柿だ!」

10月27日(木)

一応の努力もむなしく、私のコンピュータは直っていません。。。
しかし、起動させるのにコツがあるのを発見したのです。
コンピュータのスイッチを入れ起動する時に、ハードディスクと接続線の繋がる地点を
指で押えるといいますか、支えるといいますか、つまり、親指と残りの4本指で接続部分を
挟みハードディスクの内方向にくーっと力を入れ、そして心の中で「立ち上がれ!
立ち上がれ!」と念じますと、無事に起動できる確率が高いことが判明したのです。
我ながら非科学的すぎて、これでは『おばば民間療法』とあまり変わらない気もしますが、
この方法ですと、起動率が2割から8割にアップしたのです。本当に効くのです。
不思議なものです。
コンピュータとユーザーが一心同体となり立ち上げる、これぞまさしくIT社会の未来形
なのではないでしょうか?

なんて言うてる場合ではなく、コンピュータをなんとか稼動できている今のうちに、
データをバックアップしておかないと、そのうちきっとエライ目に遭いそうなのですが、
どのようにして良いのかわからないのです。
バックアップといいますと、CDにファイルをコピーして保存しておくくらいしか思いつかない
のですが、私のハードディスクにはCDにコピーするソフトが入っておらず、
CDにデータを保存、ちゅうこと自体ができないのです。
う〜む、こういう場合、私は一体どうすればいいのでしょうか?
妙案をご存知の方がいらっしゃいましたら、どうか教えて下さい。よろしくお願いします!

10月23日(日)

私のコンピュータのハードディスクがそろそろ壊れそうな気配なのです。
以前からPCを起動させますとカリカリカリカリ音がしていて、私はそれを
ハードディスクが一生懸命はたらいてる証拠だと信じ、いじらしく思っていたのですが、
それはどうも違うようで、この頃、起動できる確率が低くなってきたのです。
5回スイッチを押して1回の確率、でしか起動できないのです。

このハードディスクには、サッカー選手の写真やら、おばばの写真やら、私の秘め事という、
色んな貴重な情報(どこがやねーん!)が詰まっており、このままお釈迦になられると
とっても困るので、ちょっと今から、コンピュータのことがわからない私なりに、
できる限りのことをやってみようと思います。
しばらくの間、私からのメール、掲示板、日記更新が滞るようなことがありましたら、
「しくじりやがった・・・」と思ってて下さい。すんません!ではでは。

10月21日(金)

今日は色々と物品を購入した1日でした。

午前中はだんなと一緒に公衆プールへ泳ぎに行ったのですが、
泳いでる際中にふと思いついたのでしょうか、まさに今50mを泳ぎ切って来たという
だんなが水面から顔を出し、「これから本棚を買いに行こう」と言うのです。
午前中からの水泳で、もう私はじゅうぶん疲れてしまってますので、「別の日にしようやぁ」と
返事したのですが、イノシシ年生まれなのが関係しているのかどうかは不明ですが、
うちのだんなは昔っから猪突猛進野郎なのでして、言い出したら聞かないのです。
というわけで説得には失敗し、1時間ほどでプールを出て家に戻り、
家で昼食をしっかり食べてから(外食できると思ってたのに・・・・しくしく)、
沙田のIKEA(家具屋)に向かったのです。

そして店内に置いてある本棚のうちで一番のお値打ち品と思しき本棚を購入、
配送料がもったいないので、170cmほどある本棚の立て板4本担当は私、
幅30cm長さ80cmほどの横板5枚はだんな担当ちゅうわけで、
持てないことはないけれどめちゃくちゃ重い板を担ぎ、電車に乗って持ち帰りして来たのです。

その後だんなが組み立てし、だんなの部屋の、ベッドと壁の狭い隙間30cmのところに
設置しようとしたのです。
元々その場所には、我々が新婚当時から所持しています背の低い本棚が設置されており、
まだまだ使えるものがあるというのに、今回だんなが新しい本棚を購入するに
踏み切ったのには、物品をもっともっと上へ積み上げ「空間を有効利用したい」という
思惑があったからに他ならないのですが、本日購入した本棚をいざ設置してみますと、
上へ上へと積み上げたいその地点には、冷房機器用コンセントがあったのです。
本棚を設置しますと、ちょうど立て板にブロックされる形になってしまい、コンセントが
使えなくなってしまうのです。
となりますと、コンセントより低い位置で立て板を裁断するしかなく、
となりますと、コンセントよりも低い位置で本棚を活用することとなり、
となりますと、かのような高さのある本棚を買う必要もなかったわけです。

私が現状ありのままに、「この本棚、買う必要なかったよなぁ・・・・」と言ってやりますと、
だんなもきっとそのように思っていたのでしょうけれど、負け惜しみで「俺は冷房は
要らないから、このコンセントはブロックされたままで、ええのんじゃあ!」といったまま、
まさしくそのような状態で強引に本棚を設置、荷物も山のように積み上げ出したのです。
しかしながら、積み上げられた物品が、漫画本や週刊ゲームマガジンばかりでは、
それこそ本棚なんて買う価値があったのかどうか、多いに疑問が残る私なのです。

それからもうひとつ。
本棚の入れ替えでゴミが大量に出たのですが、我が家の掃除機は日に日に吸い込みが
悪くなっており、臭さも倍増、ろくに役目を果せなくなっているのです。
それでも最初は辛抱して綿ボコリを吸い込もうとしていただんなですが、
「その掃除機、あかんやろ?」や「私が毎日どんな気持ちで掃除機かけてるか、
わかるやろ?」という私のちゃちゃ入れに、だんだんイライラしたのでしょう。
掃除機のコード(電線?)をおもむろに引き出したかと思うと、
ブチンといきなりハサミで切断してしまったのです。
コードを切断してしまった理由は、「買う踏ん切りをつけるため」らしいです。
だんなはすぐさま買いに走りました。
そしてだんなが買って来たのは、お店で一番のお買い得品でした(←書く必要ないですね?)

10月20日(木)

近頃うちのだんなが家にいることが多く、暇ゆえ「プールに行こう」と誘われますので、
公衆プールに時々出かけるのです。
私は元々そんなに泳ぎは得意でないのですが、近所の公衆プールには、
大人が泳ぐには長方形の50mプールしか用意されていないのです。
しかも、この50mプールは中心地点に向かって水深がだんだん深くなっており、
最も深い所で2.4mもありますので、しんどくなったら途中で立って休憩、とか、
ウォーキングができないのです。
一度船出すると、50mは泳ぎ切らないといけませんで、これがまた私には強烈な
心理的プレッシャーとなり、「あぁ〜溺れる溺れる・・・・」と思いながら必死で水を
掻きますので、50mを泳ぎ切りましたら鼻の穴はふくらみ呼吸は乱れ、
手足はフラフラな有り様なのです。

50mを泳げることは確かなのですから、「もうちょっと気楽になれ!自信を持て!」と
自分に言い聞かせるのではありますが、自己流の平泳ぎの、キックと手を掻くのを
それぞれ2回繰り返した後に顔を上げ呼吸、というペースでは、水面下でだんだん
窒息していってしまうのです。
かといって、これは浮力の問題なのでしょうか、1回足をキックして手を掻いて呼吸、
という息注ぎのペースではなぜか上手く浮きあがらず、空気を吸わずに水を飲んでしまう
ことが多く、水を飲んでしまうと気が焦ってますます全身に力が入り、
死に物狂いになってしまうのです。どうも私の弱点は息注ぎにあるようです。
息注ぎ無しで50mを泳ぎ切れたらどれだけいいでしょうか?水中クンバカでも
やって、肺を鍛えた方がいいでしょうか?

10月18日(火)

本日、マッ@カフェという所でだんなとお茶を飲んでいましたら、私の足になにやら
ガリガリ・・・と、かぎ針のようなものを駆使して這い上がって来る気配を感じましたので、
とっさの反応で足をフリフリして払い除けましたら、それはゴキブリでした。
日本のゴキブリなどは通常、人気を察知しますとピタッと静止して様子を伺う、
或いはカサコソッと一目散に暗い所へ逃げていくものですが、
白昼堂々と出没し、おまけに人様の足に這い上がって来るなんて、
香港ではゴキブリもどあつかましっ!ですな。

ちょうどその時間帯は1人で店番させられていたマッ@カフェの姉ちゃんが、
「私がどうにかしなければ・・・」という使命感のもと駆けつけて来て、椅子をどけたり
テーブルをどけたりして逃げたゴキブリを捜索し、履いているデッキシューズで
踏み殺そうと試みるのはいいのですが、逃げ惑うゴキブリが方向転換するたびに、
「きゃあ〜〜〜〜!!!私、ゴキブリ嫌いなんですぅ〜〜〜!」や
「ひゃあああああ、コワイ〜〜〜!」やらを連発し、1人で大騒ぎなのです。

しかし、ひゃあひゃあわぁわぁ叫びながらも、最後にはこの姉ちゃん、見事にゴキブリを
仕留めることができたのです。
「姉ちゃん、そこまで踏まんでも・・・」というくらいにゴキブリは頭と胴体がブッちぎれ
手足バラバラな、見るも無残な状態になっておりましたが、
店と客のためなら果敢に悪に立ち向かう、姉ちゃんのプロ根性を見た気がします。
ぱちぱちぱち〜。

10月16日(日)

義姉がやって来ました。
今週の木曜日から大阪方面へ旅行するらしく、またもや私に「宿を予約してくれ」と
いうことなのでした。
今年の夏にも「大阪と和歌山に行くから宿を予約してくれ」といわれたのですが、
私なりに一生懸命情報収集し、国際電話までかけて宿に予約を入れた挙句、
ドタキャンされてしまった苦い記憶がまだ私には残っておりますので、
今回は「深入りせず」、「義姉の言うがまま」に、「インターネット上だけで」予約しよう・・と
しっかと心に決め、今日は応対したのです。

義姉も前回のドタキャン騒動の時は、「料金が安く」「駅前で」「バストイレ付き」の宿という
基本ラインの注文はつけてきた以外はほとんど全て私任せだったのですが、
今回は関西のガイドブックを携えており、泊まりたい宿もリストアップしているようです。
殊勝な心がけですな。
そして、今回は「大阪・ナンバを拠点にし、伊勢で一泊したい」というのです。伊勢。
お伊勢参りするのでしょうか?

そして、義姉が「伊勢ではここに泊まりたい!」と、ガイドブックを指差しますので
見てみますと、「天皇が泊まった・・・」とかなんとか書かれており、載っている食事の
写真も漆塗りの器に盛られた豪華な懐石料理っぽいものでしたので、
「この宿はあんたには無理!」と一瞬思ったのですが、
「ああ、そうや、今日は義姉の言うがままにしとくんやった・・・」という初心を貫き、
口を貝のように閉じてその宿のサイトをチェックしましたら、一泊五万円也のお宿でしてん。

仕方がありませんので、ガイドブックに載っている義姉の泊まりたい第二候補を
チェックしたのですが、そこは伊勢神宮もある「伊勢市」ではないようです。
伊勢市なら、ナンバから近鉄特急1本で辿り付けますが、この第二候補は、
伊勢市で近鉄からJRに乗り継いで二駅ほど行かないとけない海沿いの町の、
しかも、駅から海岸線に向かって8分ほど歩かなければならないホテルのようです。

しかし、第一候補の夢に打ち破れた義姉は内心焦りもあるのでしょうか、
「海の見える宿、朝食付き」といううたい文句に、激しく心が動いてしまっている
ようです。
肝心の宿泊費用をチェックしますと、これが結構手頃な価格でして、
義姉も「ココ!ココ!」と舞いあがっておりますし、私も今日は深入りしないと心に
決めたのですからまたもや初心を貫き、「電車乗り換え」しかも「駅前でない」
事実は黙っておき、「え〜い、もう知らんわい!」と半ば捨て鉢な気分で
予約ボタンをクリックしたら、予約完了になってしまいました。
まぁ、なんとかなるやろ。

10月10日(月)

今日はだんなの用事のお供(荷物持ち)で観塘まで行くことになりました。
荷物持ちのご褒美に「何か欲しいものを買ってやる」とだんながいいますので、
行きのバスの中で思案していたのですが、私の一番欲しいものといえば、
当面のところ『掃除機』なのです。

我が家の掃除機は香港を去る友人から譲りうけたもの(お古ですな)なのですが、
PHILIPS社製で、空気清浄機能付き(?)の比較的高性能なものでして、
よく吸い込むし、もらった当初はそれはもう素晴らしいパフォーマンスぶりを
発揮していたのです。
しかし、内蔵のゴミパックをPHILIPS社指定の特殊なファイバーで作られているやつ
(だけど高価)から、10ドルショップで売っている、どの機種にも対応したゴミパックに
変えた途端、掃除するたびに、掃除機の尻の部分から臭い熱気をぶはぁ〜〜〜っと
排気するようになってしまい、吸い込み力もなぜか悪化、
この掃除機は、今ではすっかりうとましい存在に変わってしまったのです。

ですので、私としてはこの機会に是非、掃除機を新調したかったのですが、
家の近所でも買える掃除機をわざわざ観塘で買い、家まで持ちかえるのは馬鹿げて
いますので、欲しいもの第2候補として『靴』、観塘にはアウトレットショップもありますし、
だんなの本日の所持金でもきっと買えるであろう、ということで、「靴買って」と
おねだりしてみたのですが、「キミの靴は今現在3足あるからあかん」というのです。
「3足あるでしょ?」といわれてみれば「それもそうかな」という気もしますので靴はあきらめ、
第3候補を死に物狂いで考えたあげく、apmというショッピングセンターに入っている
「『餃子の大阪王将』を食べさせてくれ」と哀願しましたら、「いいよ」ということになったのです。

しかし荷物運びの用事が終わり、apmのフードコートに到着しまして、
各飲食店の陳列及び価格を目の当たりにしただんなが、みるみるうつろな表情になって
いくのです。私は「ほら、ここが大阪王将だよ」と売り場に案内してあげたのですが、
だんなは大阪王将売り場の2m以内に近づこうとすらせず、しばし黙り込み、
そして「ここの1人前の値段で2人が十分食べられるお店が近くにあるんや」といいますので、
あまり食べ物やお金のことでごちゃごちゃ揉めるもの楽しくありませんから、
私も「もうええわぁ」となり、だんなの言う「王将の1人前の値段で2人前食べられるお店」に
向かいました。そこは工場の社員食堂、といった風情でした。

だんなと一緒に外出しますとどうせ毎回このようなハメになるのですし、
こちらも最初から期待していないのですから、「欲しいもの買ってやる」とか言うんじゃねぇ!

10月5日(水)

注):9月29日(木)の日記から読まれた方が、わかりやすいかもしれません。


我が家のコンピュータは一台の箱(本体?)にハードディスクが3つ入っており、
だんなと私でそれぞれドライブを使い分けているのです。
以前は切り替えスイッチで簡単にドライブが変わっていたのですが、
最近、だんながややこしいことをしまして、自分のドライブ(私の場合、日本語ウィンドウズ)を
使うのに本体を開け、中にあります複雑な接続を自力でいちいち繋ぎかえなくてはならず、
非常に面倒なことになってしまっているのです。

加えて、接続の繋ぎかえ忘れ、もしく繋ぎかえミスにより、だんながダウンロードしたものが
私のドライブに勝手にダウンロードされてしまうこともあり、
昨日などは私がコンピュータを起動しましたら、「お前のハードディスクの空き要領が無いから、
即刻不要なファイルを削除して空きを作れ!」というおそろしい警告文が現れ、
「おかしいな、まだ1GBくらいメモリーがあったはずだけどな・・・」と思いながら
色んなフォルダを開けてみますと、その中に「18禁・おっぱいなんとか・・・」
などといういかがわしい日本語のファイル名がついた動画が5個も見つかったのです。
ファイル5個で約1GBあったのです。さぞかし見応えのある内容にちがいありません。

そのようないかがわしいものはさっそく削除を試みたのですが、
日本語のファイル名だからかでしょうか、保護されているのでしょうか、よくわかりませんが、
削除できないのです。
ネットで対処法を検索してみますと、同じようなトラブルにお悩みの人々からの相談が
何軒も引っかかりまして、そこに書かれていた色んな削除の方法をあれこれ試し、
2時間ほどかかって、やっとのことで全部きれいさっぱり削除できました。

以前の私ならば接続の繋ぎかえや、通常の削除でない削除方法の時点で
もう半泣き、もうお手上げ状態だったと思いますが、人間は日々進歩するものですな。

10月3日(月)

漢方薬服用2日目ですが、今日も上の息子はますますじんましんがひどく、
午前中に学校から帰されて来ましたので図書館にでも連れて行こうと思っていた矢先、
おばばがやって来ました。もうちょっと早く家を出ていれば良かった・・・。

悔しいので「今から図書館に行くんです」と玄関で宣言し、「だから帰れ!」という
暗黙のメッセージをおばばに送ったつもりだったのですが、
おばばにすかさず「あ、ワテも行くわ」と切り返されてしまい、私は言葉がグッと詰まって
しまいました。
というわけでおばばと一緒に図書館へ行くことになってしまい、息子が仕度する間、
おばばには家に上がってもらっていたのです。

おばばは息子のじんましんを見て「なんで医者に連れていかん?今すぐ連れて行け!」と
文句をつけてきましたが、台所には午前中に煎じた漢方薬のカスが大量に鍋に残っており、
それをおばばに見せますとものすごく納得したようで、まだじんましんがたくさん出ているにも
かかわらず、いや、ひどくなっているといってもいいくらいですのに、それ以後は何も文句を
言わないのです。
「これ(漢方)を飲んだらひどくなった」と言ってやりましたら、「排毒しとんのや!」という、
まことに身勝手でいい加減な論理が返って来まして、ますます漢方薬、ちゅうより
「このおばはんの言うことは信用してはいけない」と思いました。

10月2日(日)

息子のじんましんの薬をやめて4日になりますが、ひどくなる一方なので、
漢方薬局へ、漢方の処方箋をもらいに行ってきました。
漢方薬というのは服用するにあたり「効き目を信じる」ことが重要なポイントであると
私は思うのですが、私はといいますと、効き目を信じられないのです。
なぜ信じられないかといいますと、自分の経験上「効いた試しがない」のもありますが、
これまでに受けた仕打ち、つまり、おばばや義姉のおせっかい心から「飲め!飲め!」と
押し付けられた『ゴリ押し漢方』のせいで、漢方に対する良いイメージがなく、
どうしても毛嫌いしてしまうのです。

しかし、今日はだんなの強い勧めもあり、私にも「もしかしたら息子のにはじんましんには効く
かもしれない」という、ほのかな期待もわいてきまして、九龍城にあります漢方薬局で
息子を漢方医に診てもらってきたのです。
漢方医は「これを2日飲んだら治る」といって、セミの抜け殻やらミカンの潰したのやら、
ミカンの皮やら、草、小枝、木の皮、木の輪切り、のようなものをいっぱいいっぱい処方して
くれました。そして私はやっぱり、「効きそうにない・・・」と思ってしまいました。

10月1日(土)

義姉夫婦がやって来ました。
どうも、おばばから「ワテの孫にスープを作って来い!」という指令でも飛んだらしく、
咳痰に効くという、梨と豚肉諸々が入った甘いスープの材料持参でした。
スープを仕込んでくれている最中、義姉が我が家の狭い台所に文句をつけながら、
「このマンション、狭すぎ!内装もボロボロやし、この辺りは空気も悪いから、
私らどっか郊外に引越した方がいいなぁ」と言うのです。
なんで「私ら・WE」やね〜ん!
義姉のたくらむ我々との同居計画は、まだ諦めていないのでしょうかっ!?

それから成り行き上、我が家で寿司を作って食べる、ということになってしまいましたので、
義姉と一緒に材料の買い出しに出かけたのです。
スーパーマーケットでは私が寿司の材料を選び、どうせ私がお金を払わなあかんのだから、
ついでに我が家で必要な日用品もバンバン買い物カゴに入れ、レジに並んでいたのです。
そしていざ清算という段階で「私が払う」「いえ、今日は私が・・・」「ええって!」
「ダメですって!」など一通りのしきたりを繰り返した後、筋書き通り義姉が折れましたので
私はデビットカード払い(EPS)にしましたら、レジの姉ちゃんが
「ここが現金専用レジや」というのです(私は本当に気がつかなかったのです)。
私はわずかな小銭しか持っていませんでしたので、そこで義姉が気前良く払ってくれたのです。
我が家の物もバンバン買ってしまい、結構な額になってしまいましたので、
義姉に「すんませんなぁ」というと「ええねん!あんたは私の妹みたいなもんやからな!」と
ちから強く言われてしまいました。後がコワイ。

9月29日(木)

上の息子は7月ごろからじんましんが出つづけ、慢性じんましん状態になっておるのです。
ちょうどその頃日本へ里帰りしましたので、皮膚科で長期服用しても害の少ない薬を
処方してもらっていたのですが、その薬もそろそろ無くなりそうですので、思い切って服用を
止めさせてみたのです。

しかし、服用を止めた途端じんましんが再度出て来まして内心オロオロしていたところへ、
間の悪いことにおばばが奇襲をかけて来たのです。
おばばは息子のじんましん姿を見て案の定、「なんやそれ!医者に行け!」と
言うてきましたので、「行ってますから、薬飲んでますから」と適当にごまかしその場は
おさまったのですが、元来心配性で私のことをちっとも信用していないおばばのことですから、
今後、色々と勝手なことをやらかしてくれるかもしれません。気が重いです。

9月27日(火)

友達に連れてもらって、西洋人のAさん宅に行って来ました。
話題が母乳の話になり、Aさんが「母乳哺育の知識や、母乳を出やすくする
『乳房マッサージ』の技術(?)は日本人が最高だ」と絶賛されるので、
「言われてみればそうかもしれんな・・・」と思いながら話を聞いていたのです。
そして、「香港人では、母乳派よりも粉ミルク派の方がまだまだ多そうだ」という点に
話題が移り、「お母さんが仕事してるしな」とか「乳が垂れるのが嫌やからやで」などと
私と友達2人で口々に原因分析していたのですが、
そこでまたもやAさんが、「香港ではお義母さんがうるさいですね。
せっかく母乳をあげてても、横から『母乳が足りない』と言われたら、
あげる自信がなくなって粉ミルクに変えてしまうのではないでしょうか?」のようなことを
おっしゃいまして、友達と一緒に「おばばやん!」と、ウケてしまいました。
すごい洞察力ですな。『粉ミルクの影におばば有り』説は核心をついてそうです。
ぱちぱちぱち〜。

9月24日(土)

下の息子は予定なら来年の9月から小学校1年生になります。
そして来週中に、入学を希望する公立小学校へ願書を提出しなければなりません。
下の息子も上の息子が通っている小学校(不人気校ではあるが気楽である)に願書を
提出するつもりではあるのですが、今から約3年前、上の息子の入学願書を提出したのに
落とされた小学校〈新設校だったので設備が素晴らしく、宿題も少ないという評判だった)
にも、ダメ元でもう一度挑戦してみたい気もありまして、どうしようかやや迷っていたのです。

本日、その小学校の説明会を兼ねた見学会がありまして行って来たのですが、
やはりここは今でも競争率が高いのか、見学会に来ている父兄もものすごく気合が
入ってそうな顔つきでして、講堂の演説台で学校の概要を説明してくれている先生の
話を食い入るように聞き、いちいちうなずいたりしていますので、
イマイチ気合の入っていなかった私はこの時点で、「これはあかんわ」という、
諦めの境地50%くらいにさしかかっていたのです。

加えて、学校の見学会なのに「小さい子供を連れて来るな!」と、案内チラシに
書かれてあり、確かに説明会場で子供がチョロチョロギャアギャアしては
「うざいんじゃ!」なのでしょうが、子供をどこかに預けたりできない人もおりまんがな!
上の息子の通う不人気校ではこういう場合、「子供は別の教室で預かりますから
連れて来ていいで〜」となるのでして、こういう対応が当たり前と思ってしまうと、
「子供を連れて来るな!」ちゅう態度はとてつもなく冷酷に感じてしまうのであり、
この時点で諦めの境地が75%に達したのです。

そして説明会も終わり、「息子にも私にも、校風が合わへんよなぁ・・・?」と思いながら
校門を出たのですが、ふと見渡すと他の父兄は自家用車で来ている人がとても多く、
路上駐車している車に皆次々と乗り込んでいくのです。
路線バスに乗って来た我が家とのカーストの違いをヒシヒシと感じずにはおられず、
この学校のことは100%諦めるふんぎりがつきました。しかし世の中不公平じゃああああ!

9月19日(月)

今日はだんなの生徒たちと、『流水響』という非常に美しい名前のつけられた郊外の
BBQ場でBBQする約束になってましたが、風邪気味なのと、
昨日と今日の2日続けてのBBQはしんどいのとで、私と子供は行くのを止めました。

しかしながら、「我が家が今日もBBQ」という情報がどこからかおばばに漏れており、
BBQ食い過ぎのせいでの孫の『熱気(体内に熱気がたまって体調不良を起こすという
漢方の考え、ですよね?)』を心配し、「熱気や!食いすぎるなよ!」とドラ声で警告、
或いは、「熱気や!食うな!あぽぽと一緒に帰ろう」と、孫を略奪しないと気が
済まなかったのでしょうか?
おばばは家の裏山を40分ほど歩き、おばばの家の反対側に位置する『流水響』の
BBQ場に姿を現わしたそうです。おばばの執念とは恐ろしいものです。
しかしそこに肝心の孫はおらず、おばばはだんなの生徒に向かって
「熱気や!食い過ぎるなよ!」と説教を垂れ、またもや歩いて帰っていったそうです。
『流水響』にドラ声響く。

9月18日(日)

本日は中秋節でして、おばばの家で一族集まりご飯を食べる日でした。
だんなの兄弟姉妹間では、以前からこの日に「おばばの家でBBQする」段取りに
なっていたようで、私もBBQのことしか知らされておりませんでしたので、
材料を買い揃えたりと、着々と準備しておったのです。

しかし、おばばにはなぜかBBQのことは知らされておらなかったようで、
毎度ワンパターンな『おばばメシ』をたくさん作って待っていたのです。
そこへ我が家がBBQ用品をしこたま担いでおばばの家に帰ったもんですから、
おばばは瞬時にごっつい不機嫌になり、ドラ声張り上げ「なんでそんなもん買って来るんや!
ワテが用意したもんを食え!BBQなんか許さん!熱気や!」のようなことを
あまりにもしつこく、延々と吼え続けるのです。
最初は「姉ちゃんがBBQするって言うたんや」などと他人のせいにして責任逃れしていた
うちのだんなも、おばばの噛みつくようなドラ声にだんだん怒りのメーターが
上がってしまったのでしょう、最後には「俺はBBQ食うからな!」と捨てゼリフを吐き、
私と子供をうながし、おばばの家から歩いて1分の義弟の家へ避難し、
そこでのBBQを強行したのです。

そのように我々は『おばばメシ』を回避、留守の義弟に断わりもなく門のカギを開け、
(これ、自分がやられるととてつもなく腹立たしいのですが、やっちまいました)
義弟宅で勝手に火を焚いてBBQを始めていたのです。
するとそこへ、「もう母ちゃん、うるさいわぁ・・・」とげんなりした様子で、
だんなの兄弟姉妹夫婦も次々に、おばば宅から避難して来たのです。
そして、おばばの姿の見えないここぞとばかりに、実の息子娘どもは口々におばばの悪口を
言いあって盛りあがり、おばばがいないとはわかっていてもチクられたりする恐れがありまして、
迂闊に悪口の言えない身分である婿嫁どもは飲酒したり喫煙したりして、
それぞれ憂さを晴らしているようです。

話を聞いてみますとどうやら、今夜はBBQナイトだとおばばにも伝えてあったのに、
おばばが言うことを聞かず勝手に『おばばメシ』作ったあげく、「食え!」と強要しているのが
真実のようで、おばばの独裁ぶりに皆「もう我慢ならん!」といった様子でもあり、
皆口々に「私らはここでBBQしたらええねん!」「そうやそうや〜」などと、
おばば四面楚歌的な盛り上がりも見せており、もうこうなりますと
「今夜は全員『おばばメシ』ボイコットか!?」と思いきや、
食事時間におばばからの「食飯や!」と言う電話が入りますと、
さっきまでの悪口三昧はどこへやら、義姉義兄はおろか、あれほど怒り狂っていた
うちのだんなまで「行こか」と、あっさりおばばメシ会場へと引き上げて行きました。
所詮そんなもんですわ!
ちなみに私は真の反逆者ですので、食べに行ってません!造反有理!

(↑というラジカルな理由はうそです。火の番してたんだもん)

9月16日(金)

前回の日記で触れました『ランタン製作コンテスト』では、入賞(季軍・第3位)を
果すことができました。
我が家は今まで、単に水をやっておればいいだけの『花栽培コンテスト』でしか入賞したことがなく、
こういう芸術部門では初受賞になりますので、嬉しくないといえばさにあらず。
しかし第1位と第2位を獲った作品を眺めるにつけ、選考基準になんだか釈然としないものを
感じずにはおられないのです。「私のピングーちゃんの方が完成度が高そうなのに・・・」ちゅう
不満が残るのです。
そして自分なりに考察し分析してみた結果、『入賞ポイント3』の存在に気付きましたので、
お子さんの幼稚園生活をこれから迎えようとするお母様への参考にでもなれば
(ならへんならへん)と思い、一筆したためさせていただきます。

まず、第1位を獲った作品、これはペットボトルをふんだんに使った、
紛れも無いリサイクル作品なのでして、しかも高さが70cmほどもあったのです。
ペットボトルを人間のように組み立た内部に、何本ものカラーストローをはり巡らせ、
表面にはハートやら○やら□やらの紙がベタベタと貼ってあり、確かに「力作!」とは
呼べないこともないのですが、「この物体は一体なに?」という部分がクリアでないのです。
そのダイナミックな形態から、恐らく人間かロボットではありましょうが、ようわからん!
そこで、作者のお母さんに聞いてみましたら、それは「
巴斯光年」だというのです。
しかしながら、写真がないので申し訳無いのですが、「どこがやねんっ!!!」という感じの
出来上がりだったのです。

第2位の作品も、菓子箱を惜しげも無く使った、これまたリサイクル作品だったのですが、
家のようでもありバスのようでもあり、なんだか主旨がよくわからん作品だったのです。
これなら我が家の環保ピングーちゃんの方が、完成度も高そうですし、
なにより我が家のピングーちゃんは、パッと見た瞬間、「あっ!ピングー!」というのは
無理だとしても、「あ!ペンギンちゃん!」ちゅうのは、わかるはずです。一目瞭然です。

第1位は無理だとしても、なぜ我が家のピングーちゃんが、第2位にすら入れなかったのでしょうか?
そこが解せない!!!許せ無いワ!と午前中ずーっと思っていたのですが、
私は考えた末に、「入賞できやすいポイント・3つ目」の存在にいき当たったのです。
そのポイント3とは「アバンギャルド」ではないかと思うのです。つまり「前衛芸術」
つまり「わけわからん」、つまり「なにこれ?」の世界も、作品に必要だったのではないでしょうか?

例えば第1位の作品は、私が考えついた入賞できやすいポイント1「環保」、
ポイント2「キャラもん」、ポイント3「アバンギャルド」ちゅうのに、見事に符合しており、
もう納得せずにおられません。
第2位の作品も、それが「キャラもん」であることすら識別できないほどアバンギャルド!
デフォルメされ過ぎ!ちゅうことかもしれません。
そうなりますと、我が家のピングーちゃんは「分かりやす過ぎた」のかもしれません。

しかしながら、我が家のピングーちゃんは、今日まで書きませんでしたが、
キャラクター・ピングーという観点以外にも、実は、『腹に子(ろうそく)を抱く母ペンギンの
母性愛』という奥深いテーマも含んでおったわけでして、審査員の皆さんにそれが
理解していただけなかったことは、非常に遺憾であります(うそ)。

『ランタン製作コンテスト冠軍』という私の野望は、これから幼稚園生活を送られるお子さんの
お母様方に委ねましたので、入賞ポイント3点を押えられた上、ここはひとつよろぴく!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

そして、夕方から幼稚園のお月見会がありました。
まず、集まった父兄と園児が2グループに分かれ、スプーンリレーなどの競技が行われました。
こういう競技になりますと、景品が出るわけでもないのに父兄が目の色を変え、
必死で競技に挑みますので、私はいつも気後れしてしまうのです。
あらゆる勝負事に『必勝』の精神でもってかかるのが香港人なのでしょうか。

そして次は、漢字クイズでした。
出されるヒントから漢字一文字を当てるのですが、ここでも父兄が盛り上がっており、
こういう場合、でたらめな答えを大声で口走っては「ぎゃっはっは〜!」と1人でウケている
タイプと、間違うと非常に悔しい!悔しくてたまらん!という、一目もはばからず己の感情を
露にするタイプと、正解が一向に出ず、皆がシーンと静まり返った頃、ボソッと正解を答え
皆からの羨望のまなざしを浴びる真の賢者、この3タイプが見ごたえありました。

そして最後に本日のメーンイベントとでも言うべき、『ビュッフェタイム』になったのです。
幼稚園のこういう集まりになりますと、幼稚園のおばちゃん達が作る味付けチキンやサラダ
魚ダンゴ、ソーセージなどの定番料理に混じって、父兄がそれぞれ持ち寄った料理も
並び、皆で仲良く分かち合い、ちゅうよりは、奪い合うようにして食べるのが常なのです。
中には手作り水餃子や郷土のお菓子を真心込めて作ってくるお母さんもおりますので、
非常に楽しみなのですが、そういう珍しいものが並びますと、その皿だけまさしく
ピラニアの宴状態になり、奪い合いの様相もすさまじいのです。

私も今回はお月見にちなんで寿司(なんでやねん!)を巻いていったのですが、
一応工夫して、巻き寿司の具を魚肉ソーセージ、或いは茹でウズラのタマゴにして、
輪切りにしたらちょうど真ん丸い月に見えるかな?見えるよね?ちゅう具合にしてあったのです。
が、しかし。食べたのが外の園庭で、照明が暗いせいもあるのか、
食い気が先走ってるからか、私の隠れた努力には、誰も気がついてくれなかったのでした。

そのように、最後は食い散らかして、皆とっとと帰って行きました。
お月見会のプリントには「みんなで集まって月を鑑賞しましょう」と書かれてあったのに、
どこがやねん!

9月14日(水)

中秋の名月の日が近づくこの季節になりますと、幼稚園では毎年『ランタン製作コンテスト』
なるものが催されるのです。
親子で協力し、提灯のような灯りをともせる物体を作っていけばいいのですが、
これは自由参加なのです。
しかしながら、幼稚園への義理といいますか団体生活のしがらみといいましょうか、
なんせ園児の数が少ないので、参加しないと余計に目立ち、「どうして参加しないの?」と
先生からも他のお母さん方からも聞かれ、返事に窮することになりますので、
我が家もヤル気30%くらいではありましたが、毎年参加していたのです。
しかしながら30%のヤル気では、とうていコンテストに入賞できる
ような素晴らしい作品はできず、所詮我が家は毎回入賞者を引き立てるサクラのような
役割だったわけです。

しかし、我が家の(ちゅうか私だけです)今年の意気込みは違うのです。
息子2人の幼稚園生活合わせて6年間で初めてですが、入賞を狙っております。
といいますのも、我が家(ちゅうか私)は入賞できやすそうなポイントを2つ!も
押えているからなのです。毎年サクラとしてはかなく散りながらも、
私はしっかりと入賞作品の傾向をつかみ、対策を練っておったわけなのです。
そのポイント1とは、『環保』、つまり環境保護、つまりリサイクル、つまり廃物利用で提灯を
作るちゅうわけです。これは先生にウケがいいはずです。
2つ目のポイントとは、『キャラもん』です。幼稚園児が喜びそうなファンシーなキャラクターを
モチーフにした作品を作る、ちゅうわけです。生徒のハートもがっちり掴むちゅうわけですな。

そうして我が家が選んだキャラクターはピングーなのです。渋い!
(ちゅうより、たまたま家に転がっていた空き缶が黒かったので、必然的にそうなってしまった
のですが)。
それでも、我が家のピングーはとっても可愛らしくできあがりました。頬ずりしたいくらいです。
入賞間違いなし!

9月12日(月)

今日は友人と一緒に、観塘のショッピングセンターapmに行って来ました。
ここのフードコートに『大阪王将』が入っているのが前から気になっており、
一度食べてみたいと思っていたのです。

フードコートに着きますと、我々は端から順番に料理屋カウンターを見て回りました。
インド、タイ、シンガポール、ピザ、日本のカレー、寿司など、色んな料理屋カウンターが
とてもたくさん並んでおり、次から次へと目移りしてしまうほどだったのですが、
「今日は大阪王将」と心に決めていましたので、王将カウンターへ進みましたら、
餃子だけでなく、日本の店にあるようなチャーハンセットや中華丼、ラーメンと餃子が
セットになった品々の美味しそうな見本が陳列されており、すっかり魅了されてしまいました。

しかし、ふと横をみますと、そこには『元八ラーメン』のカウンターがあったのです。
そういえばこの元八ラーメンも、私は常々食べてみたいと思っていたのです。
心がちぎれそうなほど迷ったのですが、結局元八ラーメンをメインにし、王将餃子を
一皿買って友人と半分こしました。どちらも大当たりでした。

ところで最近私は、無意識のうちに放屁してしまう・・・といった、女性としてあるまじき
悪癖がついてしまっているのです。
放屁してしまってから、「あ、しまった!ここは公衆の場であった・・・」と我に帰り、
恥らいつつすばやくその場を立ち去ることもしばしばなのですが、
帰りにapm地階にあるジャスコで友人と一緒に森永パックンチョ・ダックンチョを
物色している最中も、実は無意識のうちに放屁してしまいました。
友人と一緒に、「ダックンチョってすごいネーミングやなぁ」などとヘラヘラしている最中に、
プッとやってしまったようなのです。
ダックンチョの小箱を見ながら笑っていた友人の顔が一瞬、「あれ?」というような
やや戸惑いの表情になったような気がして、それが私を「あ。屁こいてもうた」と
気付かせてくれたのですが、お菓子で盛りあがっている最中だったので、
そそくさとその場を立ち去ることもできず、かといって友人には正直に告白もできなかったのです。
遅れ馳せながら、慎んでお詫び申し上げます。あの時やっぱり臭かったよね?<友人。

9月8日(木)

数日前、息子が小学校から通達プリントをもらってきました。
それは「学校と家庭の交流を深めるため、今学期から家庭訪問したいが、ええか?」という
内容でした。
息子の今学期の先生は女性なのですが、息子は宿題を忘れていったり、
授業が終わったものと勘違いし勝手に帰宅しようとしたり、字が汚かったりなど、
毎日のようにヘマして叱られているらしく、「先生コワイねん」と訴えますので、
どんな先生かちょっと見てみたい気もしまして「家庭訪問してくれても、ええよ」という
回答の紙切れを持たせたところ、その日の放課後に早速、担任の銭先生から
電話があり、「明後日(本日)、家庭訪問してもええか?」とおっしゃるので、
特に断わる理由もなく、来ていただくことになりました。

あまりに急な話ですので、替えは買っていたものの取りつけるのが面倒で、
数年来ボロボロのまま放置していた居間のレースのカーテンを慌てて取り替え、
ソファのカバーも洗い、天井や壁についたわたぼこりを掃除機で吸い込み・・・という、
非常に面倒な作業を昨日1日で片付け、「こんなに急に来るなんて、よっぽど何か問題でも
あるんやろうか?」と、かなりドキドキしながら家庭訪問の本日を迎えたのです。
そして「4時に行きます」の予告とおり、銭先生はきっちり4時にやって来たのです、
校長先生を従えて。なんで校長も一緒やねん!

この校長先生は、背広の着こなしといい推定年齢といい話振りといい、校長というより
「気のいい係長」という感じなのですが、とにかく、校長も同伴の家庭訪問なんて、
これはよっぽど良い内容か、よっぽど悪いかのどちらかやろなぁ・・・と思いながら
話を聞いていたのです。
しかし、銭先生も校長先生も今学期から一部変更になった学校の方針をうじゃうじゃ、
今週の土曜に学校の参観日があることをうじゃうじゃ言うばかりなのです。
それから「何か質問はありませんか?」と言わはるので、質問ではないのですが、
授業内容が聞き取れていない息子の普通語のことと、母親が日本人なので
それで何かイジメに遭うとか特別扱いされているとか、歴史の授業などにも支障がないか、
など聞いてみたのですが、
しかし銭先生が言われるには、それらは現時点では特に問題ないらしく、
「お母さんが日本人だとは、今日まで全く気がつかなかった」そうで、
「学校で問題があったら解決できるように働きますから、いつでも言え」というような、
返事でございました。

というわけで、息子についてはこれといって何一つ、悪いことを言われなかったのです。
言われなかったということはさほど問題無いのだろうと解釈し、ひとまず安心しているのですが、
何のために校長は同伴しているのでしょうか?謎です。

9月6日(火)

近所のジャスコのスーパーマーケットが改装されてからというもの、ものすごく品揃えが良くなり、
とっても便利になりました。
今までならバスに乗り、遠くのスーパーまで買出しに行っていました、天かす、納豆、
S&B明太子スパゲティの素、かつおぶし、マルちゃん生ラーメンといったものまでが揃っており、
おまけに、どこかの掲示板に「日式で寿司を食べるくらいなら、中島水産の寿司の方がおいしい」と
書かれていて、私がずっと憧れの思いを抱いていました『中島水産』が、ジャスコの一画に
魚・寿司コーナーを設けていたのです。
中島水産も品揃えが豊富です。でも、値段設定がちょっと高くて買えません。
だからいつも眺めるだけです(エーン)。私にとってはいつまでも「憧れの中島水産」ちゅうわけです。

そして、品揃え豊富なジャスコの盛況ぶりに危機感を抱いたのでしょうか、
同じく近所にあります大手スーパーの『百佳』も、肉売り場のショウケースに、
「100%穀物飼育」とうたったオーストラリア産の豚肉を置き出したのです。
今までは中国産の牛、豚、トリ肉と、その外見から恐ろしくカスカスであろう味覚が想像できます
モンゴル産の牛肉がデーンと並んだ角っこの方に、申しわけ程度にオーストラリア産の牛肉塊が
置かれていただけだったのです。
しかし、最近登場しましたオーストラリア産豚肉は、ショウケース正面に堂々と鎮座し、
肉色も健康そうなピンクで、しかもヒレ、ロース、肩ロース、バラと、肉の部位も選べ(って、
こういうことで感動しているのはタイポーレベルでしょうか?)、なかなかに魅惑的なのです。
しかし、なかなかに高価でもありますし、本当にオーストラリア産なのか、やや怪しい気もします。

毎回買い物に行くたびに「食べてみたいな〜」と思いつつも、やはり高価すぎて買えず、
涙を飲む日々だったのです。
今日も、買うか買うまいか「どうしょ?」と散々迷い、肉ショウケースと他の売り場を行ったり
来たりを繰り返した末、「今晩はだんながいないから、まぁええっか?」と前向きな結論を出し、
とうとう、私と息子2人の分の豚ロース・テキ肉3枚を購入してしまいました。
そして夕食のおかずにしたのですが、ああ、思い切って買って良かった〜〜〜!ちゅう感じでした。
この柔らかさ、肉汁、味わい、中国産ではないことは確かです。それだけは言えます。

しかしながら疑問なのですが、このオーストラリア豚が「100%穀物飼育」とうたわれている
ちゅうことは、肉用にする豚は、通常は穀物飼育していないのでしょうか?

9月4日(日)

悪天候と定員を上回る入場者数のせいで、新聞やニュースでもその混雑・混乱ぶりが
取り上げられ、「こんな日に行くなんてアホちゃうか?」と思われた方もいるでしょう、
本日の香港ディズニーランド、チャリティデイ。
もし私もニュースを観ている側だったら、「雨の中、あんなに並んでアホちゃうか?」と
きっと思ってると思います。
が、実は我が家も義兄に誘われ、あの混雑の中、入場してしまったのです。

我が家は「朝から行った方が空いてるんちゃうか?」という推測のもとに、10時半ディズニー着で
行ったのですが、その時点でもう、あふれんばかりの人やし、おまけに雨やし、
皆の分のチケットを持ってる義兄は「駐車場がいっぱいで車が入れられへん!」とかで
一向に姿を現しまへんし、いらちの義姉は「こんな日に自家用車で来るなんて、阿呆や!
ディズニーなんて私は興味ないねん!もう帰る!」と不機嫌極ってるし、
だんなはだんなで子供2人の世話はそっちのけ、1人でパチパチ写真撮ってるし、
やっと義兄とその妻一族が現れたものの入場するにも長蛇の列やし、
前に並んでる奴の傘のしずくはかかるし、リュックサックビショビショやし、靴ボトボトやし、
熊のプーさんのアトラクションは「240分待ち」ってなってるし、ボートも長蛇の列やし、
スペースマウンテンなんてどこにあるかわからへんし、トイレ探すのも一苦労やし、
ちょっと油断すると人波に飲まれて子供が迷子になりそうやし、本当に散々だったのです。
「こんな雨やのに皆よう来るわ〜、こんな雨やのに皆よう並ぶわ〜、文句ブーブーいいながらも
実は根性あるぜ〜香港人!」と思わずにいられませんでした。

ちまたで囁かれているような「ディズニーランドなのに狭い」「設備がしょぼい」となどという点は、
比較対象となるものに私は今まで行ったことがありませんので特になんとも思わなかったのですが、
作り物の建物やジャングル、植えられた木々、立ち並ぶ土産物屋、そしてすごい量の人
を見ていますと、今から15年前くらいに大阪で開かれ、私もバイトをしていた『花博』を
思い起こさせてくれました。

特筆すべきなのは「食べ物屋がまずかった」ということです。めっちゃまずかったです。
レストランは何軒もあるようなので、お金を出せばそれなりに美味しいものや素敵なサービスに
巡り会うのでしょうが、我々が入ったのは、場内にある食べ物屋では多分2番目に安いと思われる
「ロイヤルバンケットホール」という名のセルフ式レストランだったのです。
店内はシュウマイ関係、寿司関係、サテー関係などのカウンターに分かれており、
好きなカウンターに行き、好きなものを注文しましたらその場で給仕してくれるのですが、
セルフサービスの都合上、「作りおき」というのはやむを得ないとしましても、
料理そのものが不味いんじゃあ〜!
カウンターの中には7人くらいの売り子が立って客が来るのをボーッと待ち構えており、
特に人員不足ちゅうわけではなさそうなのに、ぬるいカレー、ぬるいスープ、蒸し過ぎたシュウマイ
などを出され、お茶、サラダ付き一人前セット50ドルでは、納得いきまへん。
この日は全品30%オフでして、それゆえ手抜きしたんでしょうか???それともいつもあんなん?

加えて、着席して食べている間、そこら中にハゲ鷹(by Bettyさん)が舞っており、
こちらがスープを飲み干すまさにその瞬間をうかがっており、飲み干すやいなや、
「もういいですか?」という言葉よりも先に手が伸びて、空いた皿をサッと持って行こうとするのです。
ハゲ鷹1羽だけなら担当のテーブルでも決まっているんかもしれんから、まぁわからんでもないが、
何羽ものハゲ鷹が入れ替わり立ち代わり、「もういいですか?」ちゅう言葉よりも先に、
まだ食べてる皿、碗、盆、コップなどなどに手をかけますので、気ぃ悪いちゅうねん!
Bettyさんの日記でその存在は知っていたものの、実際にあれほど強烈なハゲ鷹攻撃に
遭遇したのは私、初めてでした。

入場者の方も相変わらずといいますか、アトラクション会場が開くとダ―ッとなだれ込み、
争うように着席したり、1人で飲むというのにレストランの紙コップを、タダだからか何個何個も
使っては湯ばかり汲んでキープしたり、入り口で順番待ちしている大勢の人を尻目に
勝手にレストランに入って来ては、食べてる人のテーブルの横にぴたっと貼り付き、
強引に席待ちしたり・・・・・・町では普通にみられる様子なのですが、ディズニーランドでも
そやねんね、キミたちは。

豪雨の中20分ほど並んで園内を走る汽車に乗り、「こんなん、ここじゃなくても乗れるのに。。。」と
思いながらも待ち人が少なかったのでメリーゴーラウンドに乗り、ライオンキングの出し物だけ観て
3時ごろ引き上げたのですが、そういえば、ミッキーマウス、赤い合羽を身にまとったミッキ−マウスの
姿を、チラリとだけ目撃しました。雨の中、園内を徘徊(?)していたのでしょうか?
あのような人の渦を前にしては、「わ〜、ミッキーよ」なんて突進して来る人民軍にもみくちゃにされ、
ミッキーもさぞかし恐ろしい思いをしたことでしょう。

というわけで、あまりに人が多過ぎて、大した散策も見物もできませんでしたが、
ディズニーランドにはハゲ鷹が舞っておった、ということで結論づけておきましょう。

9月1日(木)

上の息子は小学3年、下は幼稚園の年長組になりました。
幼稚園では父兄も参加の始業式があり、私も行って来ました。
バドミントンを一緒にしてた蘇太や王太など、かしましいお母様たちの子供は
うちの息子より一学年上でしたので皆卒業してしまっており、当たり前ですが今日は彼らの姿を
見かけず、居たら居たでうるさいのですが、居ないとそれはそれでなんだか寂しいような、
物足りないような、「ああ、もうバドミントンもしないんだなぁ、思えば楽しかったのになぁ」なんて、
ちょっぴりおセンチな気分になりながら講堂で座っていたのです。
が、式が終わり、帰路に着こうと幼稚園の門に向かいますと、そこでは王太がぎゃあぎゃあ
騒いでおり、私の姿をみつけると寄って来て、「あんた!来週からバドミントンやで〜」と
言われてしまいました。
そうなったらなったで、「ああ、また香港おばはん地獄やなぁ、面倒くさいなぁ」とも思えてしまうのです。
どっちやねん!

小学校の方はてっきり半ドンだと信じ、上の息子が昼に帰って来るのを待っていたのですが、
帰って来ないので早速給食もあったようです。知りませんでした。
知らなかったついでに書きますが、息子の通う小学校の規則で驚かされたのは、
体育がある日は体操服を着たまま登校しなければならないことです。
私は日本式に、てっきり学校で着替えるもんだと信じており、気付くまでしばらくは
体操服を持たせていたのですが、そのうち「着替える時間がないから家で着て来い、ゴルァ!」
のようなことが連絡帳に書かれてありました。

上の息子が帰って来ないのでこれ幸いに、下の息子のパスポートの更新のため、
日本総領事館まで行ってきました。
途中、家で留守番してるだんなから電話があり、「俺は出かけなあかんようになったから、
カアちゃん(おばば)を呼び付けて、留守番させとくわ」と言うのです。
おばばを我が家で1人留守番させるなんて、タンスの引き出し開けまくり、冷蔵庫開けまくりで
詮索すること請け合いですので、「そんなん嫌やわぁ、引き出し開けるし、嫌!」と一応は
抗議したのですが、嫌も何も、おばばはもうすでに嬉々として我が家に向かっていることは
間違いありませんので、観念しました。
そして領事館での用事を済ませ、少しでもおばばの『我が家の引き出し詮索活動時間』を
削減するため、トンボ帰りしたのです。

家に着いたらちょうど4時で、上の息子は帰って来ておりました。
そして留守番してるはずなのに姿が見当たらないので、「あれ?アポポ(おばば)は?」と
息子に聞きますと、「アポポ?知らんで〜」と言うのです。
息子はスクールバス降り場から自力で帰宅し、カギを開けて家に入ったそうなのです。
変なのでだんなに電話してみますと、「カアちゃんは息子を迎えにバス停まで行っているはずだ」
ちゅうことで、「バス停ってどこやのん?」と問いましたら、「元禄寿司の前やろ?」と、
全く正反対の場所をおばばに教えていやがるのです。おもろいけどな。

困ったことに、おばばは携帯電話を持っていませんので、子供を連れ、慌てて元禄寿司まで
迎えに行ったのですが、おばばの姿はなかったのです。
バスの到着予定時間からもう30分も過ぎていますし、さすがのおばばも疲れ果て、
どこかで座っているのでしょうか?
座るのに適当なところを回ってから家に戻ったのですが、家にもおばばの姿はなく、
もう一度探しに出てもどこにも居ないので、マンションの入り口まで戻って来ましたら、
マンション管理人の電話を借りているゴリラのような人影(ゴリラ影?)が遠くに見えたのです。
ゴリラは我々の姿を見つけると、涙ちょちょぎれんばかりの有り様で、顔をくしゃくしゃにして、
「あ〜、もう、どこ行ってたん?」と言いながら近づいて来ました。それはこっちのセリフでんがな。
45分間も外で待ちぼうけを食らっていては、我が家の引き出しを開けてる時間も
なかったかもしれませんな、あはは。

8月31日(火)

1ヶ月を大阪の実家で過ごし、26日に香港へ戻って来ました。
大阪からの飛行機は香港人だらけ(乗客の推定90%が香港人)でしたが、
意外なことに香港人に囲まれている方が、なんだかホッとする自分がおりました。
だんながお守していた家の中はぐちゃぐちゃになっており、タオルというタオルは黄ばんでおり、
風呂も垢で真っ黒になっておりましたが、一番驚いたのは、だんなの部屋に放置しておいた
息子のランドセルに、カビがびっしり生えていたことです。
日本滞在中色々ありましたので、書いておきます。愚痴ですが読んでやってください。

‐−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
8月4日に大阪に来るといっていた義姉夫婦ですが、ドタキャンされました。
義姉の肝機能が悪くなり、旅行に対してドクターストップがかかったらしいのですが、
うちのだんなから「姉ちゃんが大阪に行けない」というキャンセルの電話がかかって来たのが、
大阪到着日の朝だったので、私は慌ててしまいました。
というのも、義姉夫婦は大阪到着の翌日から和歌山・白浜へ一泊旅行することになっており、
その宿(民宿)は私が手配しておったのです。

宿ちゅうのも「民宿に泊まりたい」、でも「部屋にバストイレ付きでないとダメ」、しかも
「できるだけ駅前」かつ「できるだけ安上がり」という注文が義姉から寄せられ、
私は「そんなん無いわーい!」と、こだまするほど心の中では叫んではおったのですが、
せっかく金払って旅行しよるんやから・・・と思い直し、義姉の意向に沿う宿をネットで探しまくり、
宿の方にも「外国人の受け入れはできるんか?」という確認の国際電話までかけ、
その度に「外国人は困る」とあっさりあしらわれ何度も何度も玉砕した末、
やっとのことで1軒の民宿を探し当てたちゅうわけだ(桂ざこば風・1点)。

しかも、義姉到着というまさにその日の朝、「なにか予約に手違いがあってはあかん!」と
思った私は、白浜の民宿に「明日、香港人がお宅の宿に行くからね、部屋空けててね、
待っててね、よろしくね」ちゅう予約再確認の電話まで入れてしまったところだったのです。
電話を入れたところの、ほんの数十分後に、だんなから、ドタキャンを、知らせる、電話が、
かかってきてしもたのです。
白浜の民宿にもう一度電話し、受話器を握り恐れ入りながら事情を話しますと、
宿の人は「いいよいいよ、キャンセル料も要らないよ」といってくれたので助かったのですが、
今後は、香港人からの、頼まれ事で、一生懸命になるのはよそう、と、痛感した次第です。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
義弟が、ずっと付き合っていた彼女とついに入籍しました。
あのような姑がいることがわかっている身としては「おめでとう!」という祝福より先に、
「まぁがんばりや〜、うっしっし」ちゅう感じなのですが、お幸せに!
(根性ババ色ですんません)

7月23日(土)

明日から1ヶ月ほど大阪に帰ります。全然更新できなくて、申し訳ありません。
日本からも掲示板の方には時々書き込みしますので、どうか覗いてやって下さい。
それでは9月にまた!

気になる義姉ですが、8月初旬に大阪へ来るようです、とほほのほ〜