これは私が日々目撃します香港人のおばはんの生態について
考えたものであります。ここでいうおばはんとは、公園に子連れで来ているような、
日中から同じような境遇の友人を家に呼んで麻雀を打っているような、
あくまでも専業主婦の年代層のことでありまして、働いていらっしゃる方は除外なのです。
もう少し年代が上の「おばぁ」については後日別項でまとめようと思っております。
おばはん系列
田中真紀子系 これだけどうしても 描けません |
このタイプは一口でいうと無愛想であります。 体つきはずんぐりむっくりでふてぶてしい感じであり、そして顔は恐く、気品も無く、浅黒い肌なのです。いってはいかんが田中真紀子に似ているのであります。 なんとなくハイエナを彷彿させる野蛮なお顔なのであります。 そしていざ口を開けると、それこそ機関銃のように攻撃的な言葉が発せられ、 行き交う回りの人間の足を止めさせるほどの威力なのです。 口撃の相手は一般的には自分の子供でして、彼らの一挙手一投足が気に食わないのでしょうか 「早くせぇ!」「汚い!」「来い!」「気をつけろ!」などと、人目もはばからず怒鳴りまくるのであり、子供も萎縮してしまっております。 他人の子供の過ちにも容赦はなく、その点は裏表がないということで評価できる かもしれませんが、お付き合いはしたくありません。 香港のおばはんの60%はこのタイプでしょう。 |
鬼系 |
これもよく見かけるタイプであります。 とにかく寝ても醒めても、眉間にしわがいっちゃってるのであります。 そして、口はへの字に曲がっており、人を見る目付きも攻撃的で、すれ違い様にいわゆる「メンチ」を切ってくるタイプなのです。私も以前はこのタイプの輩に メンチを切られる度に、飛びかかってやりたい衝動に駆られておりましたが、 さすがに今では世の無常と割り切れるようになりました。 とにかく絶えず鬱陶しそうな表情で、ひとたび視線を絡めますと、こちらから反らさないと 絶対許してもらえないです。 このタイプは真紀子系と混同しがちなのですが、真紀子系が見た目より口数で本領発揮 するのに対しまして、この鬼系は目つきと眉間のしわですべてを物語っているのであります。 このタイプのおばはんの子供も、若いからしわこそはありませんが、やはり眉毛が勘亭流の文字のごとく歪んでいまして、順番待ちなんぞでもすぐイライラし始め子供のくせにすぐ「ちぇっ」と舌打ちするのも彼らなのです。 |
能面系 |
ストレートの長髪で痩せぎす、色白な足もとっても綺麗で、このタイプは後姿が 美しいです。 期待して前面を見たらがっかりするタイプであります。 顔は細い目に細いフレームの眼鏡着用、あごも細くしゃくれて、全体的に無表情な冷たい感じがします。それから他のタイプのおばはんでは、ズボン着用が圧倒的に多いのに対し、この能面タイプに限っては、デニムのスカートを愛用する傾向に あるようです。 子供にも冷たく、子供が遊んでいても知らん顔で東方日報なんかを読んでいます。ナイトライフも想像しがたいです。 |
穂積ペペ系 |
このタイプは総合的にいって1番評価できます。1番とっつきやすいのです。 顔は知らない人もいるかもしれませんが、往年の青春ドラマによく出ていた 穂積ペペのように、 ぱっちり二重まぶたの鼻べちゃで、垢抜けないけど人の良さそうな感じはします。 子供も大変かわいがっている様子が伺われ、また他人の子供の相手もしてくれる親切なタイプです。香港では他人の子供には知らん振りの人が多いのです。 しかし、このタイプの唯一の欠点は、救い様がないくらい「おせっかい」なことなのです。公園などでは自分の子供に水責め、お菓子責め、ヤクルト責め、汗拭き 責めなど、追いかけ回してまでも、とことん世話を焼いてます。 そうしてそれは他人の子供にも同様で、洟でも垂らしていようものなら、子供を 呼びつけ押さえつけて拭いてくれます。 |
コーネリアス系 | コーネリアスとは小山田圭吾のことではありません。 「猿の惑星」という映画にでていた、人間の味方になった女チンパンジーの博士 だったかなんだか忘れてしまいましたが、とにかく猿です。 このタイプはあまり見かけないのですが、たまに街角で「おおコーネリアスが!」と驚いてしまうくらい劇的な出会いをすることがあります。 このタイプの性格はわかりませんが、要は出っ歯反っ歯なので口がモコッと 出っ張っているところを、無理して唇を閉じているために、口元にしわがいってたりするのです。「かしまし娘」の正司歌江師匠もこのタイプの口元です。 |